本届出製品と類似する錠剤は、2014年よりオーストラリア、韓国で販売を開始しており、2021年6月時点で累計約757,053製品の販売実績がある。このため、既に流通している本届出製品の類似する食品における喫食実績により安全性を評価した。
※ここで、「類似する食品」とは、①当該製品と同等量の機能性関与成分であるキューバ産ミツロウアルコール(beeswax alcohols)を含む食品で、②当該製品と消化・吸収過程に大きな違いがなく、③食品中の成分による影響や加工工程による影響等により機能性関与成分が変質していない食品のことを指す。
摂取集団:関節に違和感のある一般健常者、成人男女。
摂取形状:錠剤
摂取方法:当該類似品1日1または2粒摂取
機能性関与成分の含有量:当該類似品1粒当たり42.5㎎のキューバ産ミツロウアルコール(beeswax alcohols)を含有。
販売期間:2014年から 2021 年 6月現在(継続販売中)
販売実績:757,053箱(30粒/箱・30日または15日分)販売
(一日当たり1粒摂取として累計757,053日分、1人当たり1ヶ月摂取とした換算で約757,053人分)
健康被害情報:摂取集団において重篤な有害事象は無い。
オーストラリアまたは韓国の教育水準や生活環境などのレベルは日本と大きな差異は無いと考えられ、特に、韓国人と日本人は同じアジア人種で、生活習慣、栄養状況において大きい差がないことから、オーストラリア人または韓国人の喫食実績は日本人に外挿できるものと考えられる。また、当該類似品は本届出製品と同じ原料由来の機能性関与成分と同じ含有量を含んでおり、一般健常者男女向け、関節の違和感軽減サプリメントとして7年間以上販売し、十分な喫食実績があると考えられる。その期間中に摂取集団において重篤な有害事象はなかった。
以上のことから、当該製品は食経験に基づく十分な安全性が示されていると考える。
既存情報による安全性試験に関する評価を実施した結果、本届出製品に配合されているキューバ産ミツロウアルコール(beeswax alcohols)を含む原料について、短期毒性、長期毒性および発がん性、遺伝毒性、生殖・発生毒性のいずれの研究においても有害事象が認められず安全であると結論付けられた。 |