えのきたけは 1931 年長野県松代町から人工栽培が始まったと言われており、今では全国的に食べられている。昭和から平成にかけてその生産量は年々増加し はじめ 20 年以上にわたり 100,000t以上ものえのきたけが生産されている。 2017 年には年間 135,745 tのえのきたけが生産されており、きのこ類の中では 最も生産されている(林野庁:主要な特用林産物の平成 29 年の生産動向より)。
長野県中野市では昭和30年代から冬期の副業で栽培が始まり、2017年度JA中野市の出荷量は54,660tと全国の40%となった。また、農林水産省が行った「平成 13 年度食料品消費モニター第 2 回定期調査結果」によるとえのきたけの家計における購入頻度は 66.9%であり、最も購入頻度の高い項目であった。
1日の摂取目安量として57gを設定しているが、本製品の1袋当たりの可食部重量は約170gとなっており、一般的なえのきたけの包装量と同等であり、57gはその3分の1量であり、1日喫食実績としても無理のない量と考えられる。
本品の機能性関与成分であるGABA は様々な食品に含まれ、自然界に広く分布 するアミノ酸の一種であることから、日常的に食生活で摂取されている食品成分 であると考えられる。また、GABAは特定保健用食品や機能性表示食品等の血圧が気になる方への商品として GABA を配合したものが数多く販売されているが、適切な摂取であれば、安全性について問題がないと判断されている。
以上のことから、えのきたけは十分な喫食実績を持っており、機能性関与成分 のGABAにおいても安全性を懸念する報告はないため本品の安全性に問題はないと判断する。 |