<オリーブ由来ヒドロキシチロソール>
●オリーブオイル、テーブルオリーブ(オリーブ果実)
・ヒドロキシチロソールの主な供給源。
・オリーブの食用の歴史は、およそ5,000年から6,000年前と古い。
・世界のオリーブオイルの年間生産量はおよそ220万トン。
・日本のオリーブオイルの年間輸入量はおよそ5万1千トン。
・オリーブオイルおよびオリーブ果実に含まれるヒドロキシチロソールの平均的な含有量(EFSA参照)
ヴァージンオリーブオイル:3.5mg/kg
エクストラヴァージンオリーブオイル:7.7mg/kg
ブラックオリーブ(果実):659.3mg/kg
グリーンオリーブ(果実):555.7mg/kg
以上より、オリーブ由来ヒドロキシチロソールは、食経験に根差した成分であると判断できる。
●オリーブ由来ヒドロキシチロソールを含有するオリーブ果実抽出物
・アメリカにてGRAS物質としてFDAにより認定。
・オリーブ由来ヒドロキシチロソールの安全性について、in vitro遺伝毒性試験、in vivo試験、ヒトにおける長期摂取安全性(1日摂取量:12-30mg)を確認。
●上記オリーブ由来ヒドロキシチロソールとの同等性について
・食品形態の違いによる消化吸収過程の違いは報告されていない。
・機能性関与成分の消化吸収過程に与えるような加工は行っていない。
・加工工程の影響による変質も確認されていない
以上より、同等性に問題はないと考える。
以上より、オリーブ由来ヒドロキシチロソールを1日摂取目安量として1.59mg摂取することの安全性に問題ないと判断した。
<GABA>
●既存情報による安全性評価をした。
・通常の食生活にて摂取される成分である。
・食品安全委員会が「適切に摂取される場合には、安全性に問題はない」と評価。
・GABA 11.5~1,000mgを2週間~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢、腹痛、お腹が張る、食欲不振など)はあるが、安全性に問題はないと報告がある。
・GABA 1,000mgを4週間摂取した試験にて、安全性に問題はないと報告がある。
・GABAは単純な構造のアミノ酸で、基原による性質の違いは生じないため、各安全性評価試験のGABAと本品に含まれるGABAは同等だといえる。
以上より、機能性関与成分GABAを12.3mg/日含む本品の安全性に問題はないと考える。 |