様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 奥美濃古地鶏 むね肉
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 イミダゾールジペプチド
表示しようとする機能性 本品にはイミダゾールジペプチドが含まれます。イミダゾールジペプチドには、日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
届出者名 岐阜アグリフーズ株式会社
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
奥美濃古地鶏の基である「岐阜地鶏(昭和16年に天然記念物に指定)」は、岐阜県高山市位山に伝承されている「天の岩戸伝説」に登場する「常世の長鳴鶏」を祖先とすると解釈されています。肉用奥美濃古地鶏は、この「岐阜地鶏」の改良種にロードアイランドレッド交配種を交配し作られています。肉用奥美濃古地鶏は、28日齢以降は飼育㎡羽数:10羽以下の平飼いで、飼育期間:75日以上で大切に育てられています。 「奥美濃古地鶏 むね肉」は、1992年の発売以来、28年にわたり主に中部圏にて、延べ364万羽の販売実績を有しています。これは、むね肉に換算すると1,164トン(320g/羽)、1食当たりの摂取量を100gとすると1,164万食とほぼ全国民の10分の1が食した量となります。なお、「奥美濃古地鶏 むね肉」100gとは例えば、から揚げで料理したときの一般成人1食当たりの量であり、これまで健康被害に関する報告はありません。 以上のことから、当該食品「奥美濃古地鶏 むね肉」の一日摂取目安量(40g)を摂取した場合、ヒトの健康を害する恐れはないと判断しました。 医薬品との相互作用はデータベースより、イミダゾールジペプチドの構成成分であるカルノシンと降圧薬を併用すると,血圧が過度に低下するおそれがあると報告があるため、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。」としている。
(3)摂取をする上での注意事項
・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 ・降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

衛生管理体制:飼育管理基準として「奥美濃古地鶏普及推進協議会」が作成した「地鶏肉生産規程」が定められている。これにより、飼育方法、生産行程、規程遵守の確認調査の実施が定義され、これを遵守することにより徹底した衛生管理を実施している。均質性の管理体制:「地鶏肉生産規程」により、交配様式、飼育方法、生産行程、出荷適期、規程遵守の確認調査の実施が定められ、この遵守を徹底することにより品質の均一性が保たれている。生産農場より出荷された「奥美濃古地鶏」は、食鳥処理業者である岐阜アグリフーズ株式会社で食鳥処理される。岐阜アグリフーズ株式会社は、鶏肉処理・パック工程に於いて食品安全管理基準としてGFSI(世界食品安全イニシアティブ)のベンチマーキングスキームであるSQFの「前提条件プログラム」および「標準作業手順書」を定めこれを遵守することにより、徹底した品質管理を実施している。規格外流通防止体制:イミダゾールジペプチド含有量は、商品仕様に適合していることを確認するとともに、「食肉処理の事業の規則及び食鳥検査に関する法律」に沿って県知事(県食肉衛生検査所)が行う食鳥検査を受けており、その過程において食用に適さないと判断された鶏肉は同規定により廃棄されている。リパックの取り決め:小分けパックなどの詰め替えを行う小売業者との間で適正な表示の実施のための取り決めを行っています。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア.標題: 「奥美濃古地鶏 むね肉」に含まれるイミダゾールジペプチドの摂取による疲労感軽減作用に関する定性的研究レビュー イ.目的:  疾病に罹患してない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く。)において、イミダゾールジペプチドの摂取は疲労感の軽減作用を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。 ウ.背景: イミダゾールジペプチドの摂取による疲労軽減作用は、多くの文献で報告されているが、これらの知見をまとめた研究レビューは限られている。そこで国内外の文献を精査し、研究レビューを行った。 エ.レビュー対象とした研究の特性: 2019年7~8月時点でデータベース上に公開されている文献を対象として、文献検索、レビューを国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の資金で、(公財)日本健康・栄養食品協会の職員が実施しました。レビュー対象文献は、上記の目的について、査読付き文献であり、試験対象者を疾病に罹患していない者、介入食をイミダゾールジペプチドを含む食品、対照食をプラセボ、研究デザイン摂取ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験となっている文献を選択している。 オ.主な結果: 上記に合致した3報の文献を採用した。そのうち、2報において、イミダゾールジペプチドを含む食品(ともにイミダゾールジペプチドの摂取量400mg/日)を摂取することにより、対照群との比較において疲労感の有意な軽減作用が認められた。残りの1報においては、対照群と比較して疲労感を軽減する傾向が認められたが、有意差は認められなかった。本研究レビューの結果から、イミダゾールジペプチドを含む食品の摂取は、疲労感を軽減する作用を有するという肯定的な結果を得た。採用した文献3報のうち、「効果あり」と判定した2報はいずれも健常な日本人を対象者としており、想定される摂取対象者である日本人に適用可能であると考えられた。 カ.科学的根拠の質: 本研究レビューの限界としては、採用文献数が3報と少ないことがあげられる。また、イミダゾールジペプチドの摂取期間が4週間~12週間と短く、より長期に摂取した場合の効果が不明であることも限界の1つである。しかし、農研機構の農林水産物機能性評価委員会における評価結果は、「研究のタイプ、質、数」の目安:効果があるRCT論文が2報あることから「C」評価、一貫性の目安:採用文献2報で有意な効果、1報で傾向が認められていることから「B」評価としており、本レビューが表示しようとする機能性の根拠として科学的根拠の質は十分であると判断しました。 (構造化抄録)
変更履歴
(R3.6.3)様式Ⅲ 仕様書の表記修正,仕様書の追加、様式Ⅵ 表示見本;パック(裏面)の差替え、届出番号の表記 、販売状況の届出、様式Ⅲ トレイパックの製品仕様書の追加・修正、様式Ⅵ トレイパックの一日当たりの摂取目安量表現の変更、保存の方法及び保存の方法の表示方法の変更、栄養成分表示の修正、お問い合わせ先の修正、表示見本の変更、届出番号の表記 (R3.9.27) 深絞りパックの製品仕様書の追加、深絞りパックの保存方法の表面への表示例③の追加、販売中へのチェックの付加。(R3.12.23) 深絞りパック 表示見本(表面)配置の追加。
 
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届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由