奥美濃古地鶏の基である「岐阜地鶏(昭和16年に天然記念物に指定)」は、岐阜県高山市位山に伝承されている「天の岩戸伝説」に登場する「常世の長鳴鶏」を祖先とすると解釈されています。肉用奥美濃古地鶏は、この「岐阜地鶏」の改良種にロードアイランドレッド交配種を交配し作られています。肉用奥美濃古地鶏は、28日齢以降は飼育㎡羽数:10羽以下の平飼いで、飼育期間:75日以上で大切に育てられています。
「奥美濃古地鶏 むね肉」は、1992年の発売以来、28年にわたり主に中部圏にて、延べ364万羽の販売実績を有しています。これは、むね肉に換算すると1,164トン(320g/羽)、1食当たりの摂取量を100gとすると1,164万食とほぼ全国民の10分の1が食した量となります。なお、「奥美濃古地鶏 むね肉」100gとは例えば、から揚げで料理したときの一般成人1食当たりの量であり、これまで健康被害に関する報告はありません。
以上のことから、当該食品「奥美濃古地鶏 むね肉」の一日摂取目安量(40g)を摂取した場合、ヒトの健康を害する恐れはないと判断しました。
医薬品との相互作用はデータベースより、イミダゾールジペプチドの構成成分であるカルノシンと降圧薬を併用すると,血圧が過度に低下するおそれがあると報告があるため、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。」としている。 |