様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 国内産 有機菊芋茶
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 イヌリン
表示しようとする機能性 本品にはイヌリンが含まれます。イヌリンには食後の血糖値の上昇を抑える機能があることが報告されています。
届出者名 株式会社エイム
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 食後の血糖値が気になる方
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
1.喫食実績に基づく安全性の評価 本届出品である「国内産 有機菊芋茶」は、熱水または冷水で浸出して食前または食事中に摂取する食品で、機能性関与成分であるイヌリンを一日摂取目安量2包(5 g)あたり1360 mgむ。本届出品は、日本国内での販売を行っており、その販売対象は、性別、年齢を問わない。本届出品である「国内産 有機菊芋茶」は2018年1月~2021年1月時点までの期間で80万包以上が出荷されているが、この間に重篤な健康被害の報告は無い。  以上のことから、本届出品の食経験の評価は十分であり、適切に摂取される場合において安全性に問題はないと判断した。 2.既存情報に基づく安全性の評価  一日当たりのイヌリン摂取量として、国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)においては14 gまで、アメリカ食品衛生局Generally Recognized As sage2)においては40 gまでは安全性上問題がないと評価されている。また、Natural medicine Database3)においては高トリグリセリド血症患者における一日当たりイヌリン摂取量の目安を10~14 gとしている。 本届出品の一日当たりイヌリン摂取量は1360 mg程度であり、いずれの報告の目安量を超えていない。国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)においては、人によってはイヌリンを含む食品によるアレルギーの可能性が述べられていることから、本届出品においては「摂取上の注意」にて注意喚起を行うことで安全性を担保する。 3.医薬品との相互作用に関する評価  国立医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報1)において、イヌリンは食事由来のカルシウムの吸収を増加させることが示唆されている。カルシウムは保険適用薬剤にも含まれており、厚生労働省の食事摂取基準量4)においても耐用上限量が定められている。しかしながら、文献調査結果から、耐用上限量を上回るほどの吸収増加が起こることはなく、またカルシウムのイオン化ならびに副甲状腺ホルモン濃度やカルシウムの排泄などにも影響がないと考えられた。 これらのことから、本届出品の一日摂取目安量である2包(イヌリンとして1360 mg)を超えて摂取しても安全性に問題がないと判断した。
(3)摂取をする上での注意事項
熱湯の取り扱いには十分ご注意ください。 多量摂取より疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 摂りすぎあるいは体質・体調よりおなかが緩くなることがいます。 原材料をご確認のうえ、食物アレルギーのある方は摂取をお控えください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

本商品は、株式会社エイムが製造、販売を行っています。有機原料もあるため、JAS認定工場となっています。株式会社エイムの製造施設・従業員の衛生管理等の体制について●製造施設等における衛生管理①使用器具の破損や汚れなどを製造前・製造後に記録し、製品毎に洗浄して衛生環境を維持しています。②日常点検を含む施設内の清掃手順、清掃箇所を記録しています。③製造室内には不要な物を持ち込まないよう管理を徹底し、日常的に備品の定数の管理を行っています。 などの自社規定を設けて管理しています。●従業員の衛生管理①日常的に勤務日当日の朝に検温を行い、発熱など異常があった場合は自社衛生管理基準に沿って健康状態を点検し対応しています。②製造室内には私物の持ち込みを制限、厳禁として準備室の指定された保管場所で管理しています。③作業着・帽子・ヘアキャップ(ネット)・マスク・手袋・靴(室内用)については当社指定のものを使用しています。 などの自社規定を設けて管理しています。●規格外製品の出荷防止体制について ①原材料の管理について原材料の流通を記録管理しています。原材料を発注してから受入までの流れを(発注日、原料名、原料メーカー、発注量、使用目的、原料納品予定日)を記録。原材料の受入後も(入荷年月日、原料名、原料メーカー、入荷量、賞味期限、原料ロットNo)を記録。原材料の受入の際に外観(破損・汚染・異物)を検品し問題があった場合は受入を拒否。返送して必要があれば代替品の請求。製造後(使用した日付、自社製造ロットNo、使用した商品、使用量、賞味期限、原料ロットNo、製造予定数、生産数、歩留まり)を記録。原材料を製造室内に運び入れる際に製造日報に記載してある原料のロットNoと使用する原料のロットNo、予定している使用量と移動量を比較して確認。製造前に原料の開口にある紐や糸くず、紙くずなどを除去してから製造室内に移動し異物混入の事故防止と誤った原材料を運び入れないような管理体制を整えています。②商品袋の外観のチェック、袋の密封と圧着作業の工程では自社基準に沿って品質を均一に保ち逸脱した商品は除外しています。③小分け作業や検品の工程では重さの基準を経済産業省のホームページと計量法に従って自社基準を設定し検品も同じ人が行わない配置を組み2回体制で規格外製品の出荷防止体制に努めています。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
(ア)標題 イヌリンによる食後血糖値上昇抑制効果に関する研究レビュー (イ)目的 リサーチクエスチョンを「イヌリンを含む食品の摂取は、健常な成人の食後血糖値の上昇を緩やかにする効果を示すか」と定め、イヌリンの摂取により食後血糖値の上昇抑制効果があることを検証した。 (ウ)背景  健康な成人に対してイヌリンを摂取させ、食後血糖値の上昇抑制効果を検証した個別の研究は存在するが、これらを統合した研究レビューは行われていない。 (エ)レビュー対象とした研究の特性  日本語および英語のデータベース(医中誌、PubMed、The Cochrane Library)を用いて文献調査を行った。検索日である2021年10月14日以前に各データベースで公開された全ての文献を対象として、対照(P)が疾病に罹患していない健常な成人、介入(I)がイヌリンを含む食品、対照(C)がプラセボ食品、無介入のコントロール群または摂取前値、アウトカム(O)が負荷食後の食後血糖値上昇を抑制、である文献を対象とした。 (オ)主な結果 6報の文献をレビュー対象として採用した。6報中4報においてイヌリンを摂取することによる食後血糖値上昇の抑制効果が認められ、また、いずれもイヌリン摂取による重篤な有害事例は発生していなかった。 (カ)科学的根拠の質 採用した文献は6報全てがRCT試験であり、デザイン上の問題はない。6報中4報で肯定的な結果が得られており、中程度の非一貫性と評価した。 今回の採用論文の中には二重盲検についての記述が無いものも存在するが、エビデンス総体を見た時に大きな問題となるようなリスクはなく、科学的根拠の質は高いと考えられる。 したがって、本研究レビューの結果から、イヌリンによる食後血糖値の上昇抑制効果には科学的根拠があると判断した。
変更履歴
2023年2月3日 様式Ⅲ、様式Ⅳ、様式Ⅵ、様式Ⅶの修正
 
   新旧対照表を確認される場合はこちら→新旧対照表

届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由