①喫食実績による食経験
鯨は日本において約5000年前から食され、1965年から国内で20万tの鯨が水揚げされ、そのうち鯨皮は6万t消費されていたと考えられている。本届出品と同一製品(内容量100g)は2015年から全国へ販売され約3万個販売さている。同一製品におけるDHAは1,500~4,000mg/100g含まれており、これによる健康被害は今までに出ていない。尚、本届出品は内容量30gであり、30g換算するとDHAは450~1,200mg/30gとなり、機能性が報告されている一日当たりのDHAの量の50%を摂取することができる。30gには脂質が17.6g含まれているため、過剰摂取につながらないように注意喚起をすることで継続摂取も含めて安全性を補完する。
②医薬品との相互作用
鯨皮としての医薬品との相互作用は確認できないが、機能性関与成分のDHAで調査したところ、抗凝血剤、血圧降下剤、糖尿病治療薬によって医薬品の増強もしくは減弱が認められるため表示による注意喚起を行う。
以上のことから、機能性関与成分を含む原材料である鯨皮ではおそらく安全であるが、機能性関与成分であるDHAでのリスクが確認されたため、注意喚起を行うことで安全性が担保できると判断した。 |