様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 キョーリック ヘスペリジン+(プラス)乳酸菌
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 モノグルコシルヘスペリジン、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)
表示しようとする機能性 本品にはモノグルコシルヘスペリジン、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)が含まれます。モノグルコシルヘスペリジンには、冷えにより低下した手指(末梢)の血流を改善し、末梢の皮膚表面温度の低下を軽減することで手指の温かさ(末梢体温)を維持する機能が報告されています。 また、植物性乳酸菌K-1(L. casei   327)には、おなかの調子を整えてお通じを改善する機能が報告されています。
届出者名 湧永製薬株式会社
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 疾病に罹患していない成人(冬季や冷房などで手指の冷えが気になる方、便秘気味の方)
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
当該製品は、機能性関与成分としてモノグルコシルヘスペリジン178mg、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)500億個を含む食品です。当該製品の喫食実績はありませんが、各機能性関与成分の安全性評価は下記のとおりです。 【モノグルコシルヘスペリジン】 モノグルコシルヘスペリジンを関与成分とする特定保健用食品は、2020年7月時点で12品目が許可されており、複数製品で食品安全委員会による安全性の評価が行われ問題がないと判断されています。当該製品のモノグルコシルヘスペリジン1日摂取目安量178 mgは、特定保健用食品の関与成分の1日摂取目安量340 mgの約半量であることから、安全性に問題ないと考えられます。またモノグルコシルヘスペリジンは2次データベースにおいても、重篤な健康被害は認められておりません。  なお、当該製品に含まれるモノグルコシルヘスペリジンは、販売実績のある特定保健用食品と同じく㈱林原で製造されており、同等性に問題はありません。 【植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)】 <既存情報による安全性試験の評価> ①過剰摂取試験(当該製品の10倍量) 健常成人男女に、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327) 5000億個/日を含む食品を4週間摂取させたところ、試験食品に起因する有害事象は確認されませんでした。 ②長期摂取試験(当該製品の2倍量) 健常成人女性に、植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)1000億個/日を含む食品を8週間摂取させたところ、試験食品に起因する有害事象は確認されませんでした。 なお、上記の報告における植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)は、当該製品と同一の原料であることから、同等性に問題はありません。 以上のとおり、適切に摂取する場合には当該製品の安全性に問題はないと判断いたします。
(3)摂取をする上での注意事項
◆原材料をご確認の上、食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでください。 ◆過剰摂取にならないように一日摂取目安量をお守りください。 ◆妊娠・授乳中の方、乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

当該製品を製造する工場は、(公財)日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP適合工場として認定されており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取組みに基づき実施されている。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
【モノグルコシルヘスペリジン】 標題:モノグルコシルヘスペリジンの末梢血流改善及び皮膚表面温度の低下軽減に関する研究レビュー 目的:モノグルコシルヘスペリジンの経口摂取による、健常人の末梢血流改善及び皮膚表面温度の低下軽減効果について、総合的に評価しました。 背景:モノグルコシルヘスペリジンは、ヘスペリジン(柑橘類に含まれるポリフェノールの一種)の水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部の血流改善や体温維持効果について報告がありますが、その有効性を評価した報告はありません。 レビュー対象とした研究の特性:複数の論文データベースから、関連文献を調査・収集しました。事前に設定した適格基準をもとに、健常人を対象としたモノグルコシルヘスペリジンを摂取する試験で、血流もしくは皮膚表面温度について評価した臨床研究3報を採用し、機能性の根拠となり得るかを総合的に検証しました。 主な結果:文献3報を定性的レビューの対象としました。いずれもプラセボを対象としたRCT研究であり、末梢血流について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、冷却刺激により低下する末梢の血流を改善する効果が認められました。また、皮膚温度について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、皮膚温度が低下する(冷える)環境下では皮膚温度の低下を抑制し、冷却刺激では一時的に低下した皮膚温度の回復を促進する皮膚温度の維持効果が認められました。血流及び皮膚温度について、それぞれ総合的に評価した結果、エビデンスの強さは中程度であり、1日当たりモノグルコシルヘスペリジン74 mg以上の摂取が、健常者の末梢血流改善及び皮膚温度の低下軽減に有効であると判断しました。 科学的根拠の質:評価の結果、選択バイアス(偏り)や出版のバイアス等の可能性は否定できませんが、評価指標が主観の入らない血流量及び皮膚温度であり、採用文献は肯定的な有効性に一貫性が認められたことから、機能性の根拠になり得ると判断しました。一方、採用文献数が3報と少ないことから、今後更なるエビデンスの蓄積が望まれますが、本研究レビューで認められたモノグルコシルヘスペリジンの機能は、年齢や性別を問わず健常な方に広く適用できると考えます。したがって、当該製品が想定する主な対象者である健常成人において、研究レビューと同様の効果が期待でき、この有効性に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えます。 【植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)】 標題:植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の便通改善作用に関する研究レビュー 目的:植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)の摂取による便通改善作用に関する機能性を評価する目的で実施しました。 背景:植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)は主に整腸作用が期待され、最近では臨床試験の実施により有効性が確認されるなどその有用性が見出されていますが、便通改善作用に関する研究レビューは確認できませんでした。 レビュー対象とした研究の特性:リサーチクエスチョン(以下RQ)及びPICOを以下のように設定し研究レビューを実施しました。 RQ:「植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)は、便通を改善させるか?」 P:「便秘傾向のある健常成人」 I:「植物性乳酸菌K-1(L. casei 327)の経口摂取(食品形態は問わない)」 C:「プラセボの経口摂取(プラセボの配合内容は問わない)」 O:「便通の改善」 上記PICOをもとに検索式と除外基準を設定し、データベースで論文を検索しました。検索により特定された文献は、適格基準により採用文献と除外文献に選別し、採用文献からPICOに対応した項目の情報を抽出しました。また、原著論文であるか、査読誌であるか確認しました。また、インターネットを用いたハンドサーチも行いました。 主な結果:最終的に1報を採用し、植物性乳酸菌 K-1(L. casei 327)500億個、2週間の摂取で便通が改善することが確認され、表示しようとする機能性は妥当と判断しました。採用論文は臨床試験が日本で実施されていることより、日本人の外挿性の問題はないと判断しました。 科学的根拠の質:全研究のバイアスリスクは「低」、非直接性は「低」、不精確は「低」、非一貫性は「中/疑い」、全体のエビデンスの強さは「高」と判断しました。使用したデータベースが少なく研究の収集が不完全と思われました。本機能性関与成分を使用した便通改善に関する臨床試験は採用された1報のみであることから出版バイアスは低いと判断しました。
変更履歴
(2021/12/09)別紙様式Ⅳ及び別紙様式Ⅶの連絡先電話番号の変更、別紙様式Ⅵの表示見本の変更
 
   新旧対照表を確認される場合はこちら→新旧対照表

届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由