様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 食事の青汁
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維)
表示しようとする機能性 本品には、難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には、食事に含まれる脂肪と糖に働き、食後に上がる中性脂肪と血糖値を抑える作用が報告されています。脂肪や糖の多い食事を摂りがちな方、食後に上がる中性脂肪や血糖値が気になる方に適した食品です。
届出者名 株式会社銀座・トマト
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 脂肪や糖の多い食事を摂りがちな方、食後に上がる中性脂肪や血糖値が気になる方
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
1.食経験 本品は、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを含む粉末飲料(長命草青汁)である。 難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として数多くの商品で使用実績がある。データベースを用いた調査の結果、本品と同程度の難消化性デキストリンを含む粉末飲料が特定保健用食品として複数許可されており、最初の許可は1998年5月であった。 本品に用いている難消化性デキストリンもこれらと同等と考えられることから、食経験は十分にあると判断した。 また、難消化性デキストリンを過剰摂取した場合には、下痢を誘発することが知られているため、本品の摂取する上での注意事項として「摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。」とパッケージ上に注意喚起することとする。 2.既存情報の調査 難消化性デキストリンを含有する粉末飲料について、データベースを用いて安全性試験(ヒト試験)に関する調査を行った。その結果、単回・長期・過剰摂取試験において安全性上懸念となる報告はなかった。また、いずれの試験も1日当たりの難消化性デキストリン摂取量は、本品と比べて同程度、もしくはそれ以上の摂取量であった。 なお、単回摂取試験において、体重1 kgあたりに難消化性デキストリン(食物繊維として)を1.4 g(体重50 kgの人の場合、70 g)摂取すると下痢を発症するとの報告があったが、本品の摂取量では問題ないと考えられる。 3.医薬品との相互作用 データベースを用いた調査の結果、医薬品との相互作用に関する報告はなかった。 4.まとめ 以上より、本品と同程度の難消化性デキストリンを含む粉末飲料の安全性に問題はないと考えられる。本品は、難消化性デキストリン以外には、青汁原料として広く使用されているボタンボウフウ(長命草)末から構成されるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。
(3)摂取をする上での注意事項
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。また、妊娠中の方あるいは妊娠の可能性のある方は医師に相談してください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

本品は、下記製造工場にて生産・製造及び品質管理を行っている。[製造工場①:株式会社東洋新薬 鳥栖工場] ●GMP:認証取得 (NSF-GMP、日健栄協GMP) ●ISO22000:認証取得[製造工場②:株式会社松本園]●GMP:認証取得(日健栄協GMP)[製造工場③:磐田化学工業株式会社 大須賀工場] ●製造衛生管理規定により製造施設、設備、従業員の衛生状態を管理している。[製造工場④:株式会社DNP包装]●ISO22000:認証取得●FSSC22000:認証取得

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
1.標題 難消化性デキストリンの摂取が食後の血中中性脂肪および血糖値に及ぼす影響の評価 2.目的 成人男女または健常者において、食事と共に難消化性デキストリンを摂取すると、プラセボ(偽薬)摂取時と比較して、食後の血中中性脂肪および血糖値の上昇を抑制するか検証することを目的とした。 3.背景 食事時における難消化性デキストリンの経口摂取が、食後の血中中性脂肪および血糖値の上昇を抑制するとの報告があり、そのヒト試験結果を総合的に評価するため、システマティックレビューを実施した。 【A:食後の血中中性脂肪の上昇に与える影響】 4-A.レビュー対象とした研究の特性 成人男女における難消化性デキストリンの経口摂取が食後の血中中性脂肪の上昇に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を検索対象とした。内容を精査した結果、12研究を評価対象とした。なお、全ての研究は男女を対象としたものであり、筆頭著者は日本人であった。 5-A.主な結果 12研究はいずれも単回摂取試験で、対象者数は12~90例であった。摂取された難消化性デキストリンは10研究において食物繊維として5 gであった。 食後血中中性脂肪曲面下面積(AUC)の測定値の記載がなかった3研究と、血中中性脂肪が199 mg/dLを超える被験者も対象とした1研究を除く、8研究についてメタアナリシスを実施した結果、出版バイアス※は検出されず、食後血中中性脂肪AUCの有意な低下作用が認められた。 また、健常者を対象とした2研究のみでメタアナリシスを実施した結果、被験者数が少ないため統計的に有意ではなかったが、前述の8研究の結果と比較して、難消化性デキストリンの食後血中中性脂肪上昇抑制作用が明らかに減弱する結果ではなかった。  ※出版バイアス:肯定的な研究結果がそうでない研究結果に比べて出版されやすいために起こる結果の偏りのこと。メタアナリシスによって視覚化、検出できる。 6-A.科学的根拠の質 難消化性デキストリン(食物繊維として)は5 g/日を食事と共に摂取することにより、食後の血中中性脂肪値上昇が抑制されることが示唆された。ただし、本研究には以下の限界も存在する。 ・出版バイアスは検出されず、信頼性の高いヒト試験であったが、研究計画は事前登録されておらず、利益相反の問題も存在するため、バイアスの混入は否定できない。 ・すべて単回投与試験であるため、継続摂取した際の影響は不明であり、安全性については検証できない。 【B:食後の血糖値の上昇に与える影響】 4-B.レビュー対象とした研究の特性 健常者における難消化性デキストリンの経口摂取が食後血糖値の上昇に及ぼす影響に関する研究(日本語、英語問わない)を対象として、絞り込み検索を行った。内容を精査した結果、22研究を評価対象とした。なお、19研究は日本で実施されたことが明記されており、1研究は女性のみを対象としていた。 5-B.主な結果 22研究中19研究が肯定的、3研究が否定的であった。ただし、否定的結果であった3研究についてはバイアスが高かったことから、この3研究の否定的論文が19研究の肯定的論文のエビデンスを覆す程の頑強性はないと判断した。以上のことから、難消化性デキストリンの食後血糖値推移のエビデンス相対評価は「強い」と判断した。 なお、難消化性デキストリン(食物繊維として)の摂取量は、肯定的な研究にて4.0~8.6 g/単回摂取で有効性を示し、5.0 gで効果を示した研究が多かった。 6-B.科学的根拠の質 難消化性デキストリン(食物繊維として)は5 g/日を食事と共に摂取することにより、食後の血糖値上昇が抑制されることが示唆された。ただし、多くの研究が難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gの摂取であったため、より低用量における効果についての検討が今後望まれる。 (構造化抄録)
変更履歴
(H28.5.20)一般向け公開情報、基本情報、安全性情報を修正 (H28.5.20)基本情報に表示見本を別途追加 (H28.5.20)安全性情報に別紙様式(Ⅲ)-1を別途追加 (H30.2.1)別紙様式Ⅲ‐3添付資料を修正 (H30.2.1)別紙様式1、Ⅰ、Ⅶを修正
 
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届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由