紀元前5千年以上より前には、種がなく可食部の多い種のバナナが見つかり、東南アジアで栽培が始まった。紀元前2000年頃にはインドや東アフリカに渡り、その後アフリカから中南米にも伝播された。国際連合食糧農業機関(FAO)の統計によれば、2019 年の 全世界でのバナナの年間生産量はおよそ1 億 2,900 万トンであり、世界中で食され、親しまれている。日本では1903年(明治36年)に台湾からもたらされ、正式に輸入が始まった。2019 年(令和元年)の輸入量は約 104 万トン (財務省貿易統計)、一世帯(二人以上の世帯)あたりの購入数量 は平均 18.4kg(家計調査:総務省統計局)であった。
当社が設立された当時、スーパーマーケットがチェーン化・全国展開し、大量の商品を均一な品質で届ける需要が生まれた。
バナナも同様で、小規模な加工施設や加工業者では対応が困難な状況になっていた。
そこで当社は、コールドチェーンによる高品質な青果物の供給をめざし各地の卸売会社と共に1991年に設立した。
1997年に加工したバナナは4拠点で年間約630万ケース、2003年には年間1,800万ケース、2011年は13拠点で年間3,708万ケースを加工するまでになった。この時点で日本のバナナ輸入量の36%を占めるまでになった。2004年には自社ブランドバナナの販売を開始。より安定した供給をめざし2015年から本格的にフィリピンから自社で輸入を開始。
以上より、過去長きにわたる食経験及び喫食実績と照らして、安全性の懸念がないことから、当該商品を1 日当たり120g(1~3本)を食することに対する問題はないと判断した。 |