様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 ゆうがたベーネ
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれています。GABAを100mg/日摂取すると睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する機能があることが報告されています。本品を65g食べると機能性が報告されている1日当たりの機能性関与成分の量の50%を摂取できます。
届出者名 井上石灰工業株式会社
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 健常成人
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
本品はトマトである。トマトは古くから世界中で食べられている野菜であり、農林水産省の作物統計調査によると日本おける令和3年の作付面積は114,000ha、収穫量は725,200t、出荷量として659,900tである1)。 また、令和3年の1人当たりの年間トマト消費量は約4kgであり、生鮮食品でも加工品でも十分な喫食実績があると考えられ、その安全性に問題はないと判断する2)。 本品は品種「スウィーティア」を使用しており、この品種は2012年から一般市場に流通され、食経験は十分である。2012年から年間約24t~35t前後の同品種を出荷しているが、これまで健康被害等の安全性の問題は発生しておらず、安全性は高いと推察される。 参考文献 1) 農林水産省 作物統計調査 令和3年指定野菜(春野菜、夏秋野菜等)の作付面積、収穫量及び出荷量 2) 独立行政法人 農畜産業振興機構 ベジ探
(3)摂取をする上での注意事項
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。降圧剤等を服用している方は医師、薬剤師にご相談のうえお召し上がりください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

本トマトはビニールハウス内で栽培している。農薬・肥料は、法令を遵守し適正な量およびタイミングで施用しており、施用日・施用量の記録を行っている。栽培期間中、作業内容や潅水量は毎日、土壌のEC・pHは週に一度計測し、記録している。均一な品質のトマトを出荷するために、週に一度、生育状況を調査し栽培現場にフィードバックをしている。栽培・収穫・選別出荷作業の際は、直接トマト果実に触れることのないよう手袋を着用し、作業者による目視チェックで異物混入がないことを確認している。また選別機は、出荷作業終了後毎回清掃を行っている。 定期的にGABAの含有量の分析を行い、規格外となった製品については取り扱い防止のため、内容物の種類を記したタグをコンテナに添付する。箱詰め担当者はそのタグを確認し、箱詰めを行うことで規格外の製品の流通を防止する。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
GABAの睡眠の質を改善する機能に関する科学的根拠 【課題】 GABAの睡眠の質を改善する作用に関する研究レビュー 【目的】 GABAを含む食品を健常者(疾病に罹患している者、未成年、妊産婦、授乳婦を除く)が摂取することにより、睡眠の質を改善する機能があるかを検討することを目的とした。 【背景】 GABA(γ-アミノ酪酸)はアミノ酸の1種であり、動物や植物にも広く存在している物質である。哺乳類では小脳、脊髄、大脳などに多く存在し、脳内で抑制性神経伝達物質として作用する。 近年では、GABAを含む機能性表示食品が「血圧を下げる」、「疲労を軽減する」、「リラックス効果がある」として販売されている。また、睡眠の質、つまりは眠りの深さやすっきりとした目覚めを改善することに関するGABAを含む機能性表示食品も発売されている。 以上のことから、GABAを含む食品の摂取により健常者の睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する機能がGABAにあるか文献調査を行い、研究レビューを実施して検証した。 【研究レビュー対象とした研究の特性】 3つの論文データベースを用いて2022年9月22日までに公表された論文を対象にした。健常者(疾病に罹患しているもの、未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)を研究対象としているヒト試験でGABAを含む食品の摂取により睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する機能がGABAにあるかを評価した。 【主な結果】 GABAを含む食品の摂取によって睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する機能がGABAにあることを示すアウトカムとして、客観的指標の「脳波変動(ノンレム睡眠潜期)(ノンレム睡眠時間)」、主観的指標「VAS(起床時の気分)」の変化を検証した。その結果3報の論文が採用され、そのうち2報においてプラセボ群と比較してGABA群における有意性が確認でき、肯定的な結果が得られた。この結果より1日あたりGABA100mgを含む食品を摂取することにより睡眠の質(眠りの深さ、すっきりした目覚め)を改善する機能があると判断した。 【科学的根拠の質】 本研究レビューで評価した論文は本研究レビューの目的にあった条件で試験がされており、概ね信頼できるものとしてGABAの睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を改善する効果を裏付けるものであると判断した。今回、効果があった論文ではGABAを100mg/日摂取したものであり、これより少ない量のGABAを摂取する場合のGABAの効果は不明である。
変更履歴
(2023.3.31) 様式Ⅵ 届出番号の記載・表示見本の追加
 
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届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由