様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 プリンセスパプリカ
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 GABA
表示しようとする機能性 本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。
届出者名 株式会社スマートアグリカルチャー磐田
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 血圧が高めの方
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
●パプリカについて パプリカが属するトウガラシ属は、古くから世界中で食されてきた。パプリカの生産が盛んなオランダでは、年間36.5万トン(2016)を生産し、世界各国に輸出している。近年では韓国でも生産面積が広がっており、日本への輸出量は年間3.4万トン(2017)になる。日本国内の生産量も増加しており、農林水産省によると2006年には2200トンであった出荷量が2016年には4200トンまで伸びている。近年日本でも、ピーマンより高い栄養価を含むことが注目されて家庭でも消費されるようになってきた。これにより、量販店の青果コーナーでも定番の野菜となってきていることに加え、食品メーカーなどでもパプリカを使用した簡単なレシピの紹介を行うなど、需要喚起も進められている。食経験は十分にあり、通常の食事で摂取する量に関しては安全であると判断した。 ●機能性関与成分GABAについて GABA(γ-aminobutyric acid、γ-アミノ酪酸)は野菜や果物、穀物などに含まれることが知られている。その他、緑茶葉を窒素ガス下で処理したギャバロン茶や、ぬか漬けなどにも含まれている(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所『「健康食品」の安全性・有効性情報』より)。そのためGABAは日常の食生活において通常摂取している食品成分であると判断できる。 またGABAは特定保健用食品の関与成分として使用されており、粉末緑茶、緑茶飲料、乳酸菌飲料、タブレットなどの複数の食品形態で販売されており(一日摂取目安量あたりのGABA配合量;10~20 mg)、安全性について問題がないとの判断がなされている。また、現在までに、GABAによる重篤な健康被害は報告されていない。 さらに、GABAの安全性に関しての研究報告をデータベースで検索したところ各安全性試験において、被験者は一日10~100 mgのGABAを7~180日間摂取しているが、重篤な有害事象は報告されなかった。なお、GABAは基原によらず一定の性状を持つものであることから、各安全性試験で用いられたGABAと当該届出食品に含まれるGABAは同等であると判断できる。 以上のことから、機能性関与成分GABAを配合した当該届出食品の安全性に問題はないと考えられる。
(3)摂取をする上での注意事項
多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

○栽培上の均質性確保:太陽光利用型温室での栽培を行っている。生育状況や気象条件に合わせて栽培環境(温度、日射、潅水量など)を日々調整し、コンピュータにより高度な環境制御・潅液制御を行うことで均質性を保っている。○選果における管理体制:果重、外観等の内容品質規格を制定し、その規格に基づいて指導を受けたスタッフが選果を行なっている。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
【標題】  GABAの血圧低下作用についての研究レビュー 【目的】  GABAを含む食品を健常者(正常血圧者および正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者が摂取することにより、血圧低下作用が見られるかを検討することを目的とした。 【背景】  GABAの血圧低下作用については多数の研究成果が報告されている。そこで、GABA摂取による血圧低下作用について、メタアナリシスによる研究レビューを実施した。 【研究レビュー対象とした研究の特性】 2019年4月2日に、それまでに公表された論文を対象に、健常者(正常血圧者および正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を研究対象とした試験(ただし、未成年者、妊産婦及び授乳婦は除く)で、GABAの摂取による血圧低下作用を評価したものについて検討した。最終的に12報の論文を採用し評価を行った。 【主な結果】  GABAを含む食品を健常者(正常血圧者および正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者が摂取した結果、対照食品摂取時と比較して、血圧の有意な低下が認められた。また健常者のみで評価した場合には、正常高値血圧者では血圧低下作用が認められ、正常血圧者に対しては正常な血圧が維持された。 【科学的根拠の質】  研究の限界としては、有効性が示されなかった研究が公表されていない可能性があげられるが、評価した全ての論文のバイアスリスクは低く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果からGABAの血圧低下作用には科学的根拠があると判断した。
変更履歴
(2019/12/19)様式Ⅵ(表示見本)の修正 (2020/10/21)様式Ⅵ(表示見本)の修正、販売状況の更新 (2022/02/03)様式1の基本情報の修正、様式2のチェックリストを最新の様式に合わせて修正、様式Ⅲ-3の分析機関の修正、様式Ⅵ(表示見本)の修正、様式Ⅶの基本情報の修正、販売状況の更新 (2023/05/24)様式Ⅰの基本情報の修正、様式Ⅵ(表示見本)の修正、様式Ⅶの基本情報の修正、販売状況の更新、(差し戻し修正の内容として、新旧対照表をご指摘いただいたように修正)
 
   新旧対照表を確認される場合はこちら→新旧対照表

届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由