様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 スウィーティオカットパイン
食品の区分 生鮮食品
機能性関与成分名 パイナップル由来グルコシルセラミド
表示しようとする機能性 本品にはパイナップル由来グルコシルセラミドが含まれます。パイナップル由来グルコシルセラミドは、肌の保湿力(バリア機能)を高めることが報告されています。肌の乾燥が気になる方に適した食品です。
届出者名 株式会社ドール
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 皮膚疾患の無い健康な人で肌が乾燥しがちな人(疾病に罹患している者、未成年、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。)
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
パイナップルはブラジルが原産とされるアナナス属の果物で、亜熱帯から熱帯地方で育ちます。日本には江戸時代末期の1845年、オランダ船によって最初に伝わり沖縄や小笠原諸島で栽培されるようになりました。 財務省貿易統計(2018年)及び農林水産物輸出入概況(2018年)によるとパイナップルの輸入量は2013年に約18.1万トンを超えてピークとなり、その後減少傾向にあったが2016年から徐々に回復傾向にあり、2018年の輸入量は約15.8万トン、金額で約143億円となっており、対前年比は、数量ベースで1.3%、金額ベースで2.0%の増加傾向となっています。また輸入量はバナナに次いで2位となっています。主に生食用として全都道府県で流通・喫食されており、パイナップルは170年以上の歴史の中で、果物を代表する品目として国内はもとより世界の様々な国・地域・世代・性別の方々に喫食されてきた。 当社のパイナップルは、ジム・ドールが1901年に米国ハワイに「ハワイアン・パイナップル社」を設立し、パイナップルの栽培とパイナップル缶詰加工業から始まりました。農場に隣接させて加工工場を設けるという「現地一貫生産加工システム」は、世界のプランテーションのモデルとなりました。1963年より、フィリピンのミンダナオ島南コタバト州ポロモロック地区を中心に農園を設立し、土質はマトゥム山の麓の火山灰質で、年間の平均気温20℃以上、昼夜の寒暖差が大きく、年間降雨量、土壌の水はけ、風通しなど、パイナップルを栽培するに敵した条件が整う土地で、パイナップル農園、選果場、包材工場を一元管理し運営しています。農園の規模は、約18,600ヘクタール。1980年より、日本市場において、スムースカイエン種のパイナップルを直接販売形式で展開。2003年、「スウィーティオパイナップル」を全国で販売開始。2004年からは業界初のパイナップルとバナナの週2回輸入配船システムをスタートしました。当該パイナップルの品種はマヤンゴールド(英語: Mayan Gold)であり、2018年(1月~12月)約6万8千トン、2019年(1月~12月)約6万5千トンを輸入し、販売しています。 以上のことから、食経験及び喫食実績の歴史は長く、安全性を懸念するような報告は見当たらず、当該商品を1日当たり80gを摂取することに関して、全く問題がないと判断しました。
(3)摂取をする上での注意事項
本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

衛生管理体制:適切な管理のもと、適切な防除等を行い、これら作業については園地毎に栽培履歴を記録しています。また、集荷場とその周辺においても定期的に清掃し、衛生管理をしています。均質性の管理体制:多岐にわたるマニュアル整備と、トレーニングを通じて栽培技術の水準を管理しています。病害虫の防除基準、肥料等その他さまざまな作業、品質管理基準等は本部で一括管理することにより、商品の品質安定に努めています。肥料・農薬等の資材については、使用する内容を日本においてもチェックをしています。また、収穫基準も生育状況に合わせて細かく調整し、品質の安定に努めています。規格外流通防止体制:集荷場においては、収穫後に洗浄タンクで洗浄後、定められた品質基準により不良品を除外し、複数の作業員による目視確認をへて箱詰めをしています。また、日本入荷時において、商品をランダムに抜き取り毎週定期検品を実施しています。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
標題: パイナップル由来グルコシルセラミドによる、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能に関するシステマティック・レビュー 目的: パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取による、健常成人の肌の保湿力(バリア機能)に関する指標である肌の水分蒸散量を改善する効果について、ヒト試験論文のシステマティック・レビューを実施し、検証した。 背景: 皮膚は、人体を覆う最大の器官であり、表皮、真皮、皮下組織から構成される。その役割としては、体表からの水分蒸散を抑制し、外界からの異物の進入や攻撃を防御する働きがある。しかしドライスキン(保湿機能が低下した肌)においては、プロテアーゼによる角質細胞同士を接着しているタンパク質の分解が進行しにくく、その結果として肌の生まれ変わりがスムーズに進まず肌荒れが発生するなど肌の健康状態が悪化しやすい。つまり、保湿により肌の潤いを保つことは、肌荒れを防ぐだけでなく、肌の健康を維持することになり、その重要性がうかがえる。 パイナップル(Ananas comosus)は、熱帯アメリカ原産の多年草であり、世界各地で食用とされる果実の1種であり、グルコシルセラミドは、パイナップルをはじめとするこんにゃくや米など植物に含まれているスフィンゴ脂質の一種である。グルコシルセラミドなどのスフィンゴ脂質の経口摂取は、肌の潤いを逃しにくくする作用があることが報告されている。 レビュー対象とした研究の特性: PubMed、J-DreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌Web、UMIN-CTR、Cochrane Libraryを情報源として用いるデータベースとして文献検索を行った(最終検索日2020年6月5日)。その結果、計63報の文献が検索され、採用基準で選抜した結果、計1報が採用された。最終的に1報の文献を評価した。 主な結果: 採用された1報の文献から、パイナップル由来グルコシルセラミド1.2mg以上含む食品を摂取することで、肌の水分蒸散量が低下する機能が認められる肯定的な結果が得られた。文献では日本人を対象とした試験が実施されており、パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取による、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能性は、科学的根拠があると判断した。 科学的根拠の質: 本研究レビューの限界として、採用文献が1報のみであったことから研究のバイアスリスクを完全に否定できないことが限界として挙げられる。しかし採用された文献は信頼性の高い試験デザインのRCT(プラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験)で実施され、経表皮水分蒸散量(TEWL値)において対照群と比較して介入群で有意な効果が認められたため、十分なエビデンスを有していると考えられる。したがって、さらなるエビデンスの充実は必要ではあるが、パイナップル由来グルコシルセラミドを含む食品の摂取により肌の保湿力(バリア機能)を高める機能を発揮することの有効性が示唆された。
変更履歴
(R3.9.6)様式Ⅵの修正 (R4.1.4)様式Ⅲ、様式Ⅳ、様式Ⅵおよび様式Ⅶの修正 (R4.3.14)基本情報、様式Ⅲ、様式Ⅵ、様式Ⅶの修正 (R4.6.10)様式Ⅲ、様式Ⅵの修正 (R4.11.10)様式Ⅳ、様式Ⅵおよび様式Ⅶの修正
 
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届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由