① 赤ブドウ葉(Vitis vinifera種)の食品としての流通:ヨーロッパブドウの原産とされるカスピ海沿岸から地中海地方にかけて、古来から食用として供されてきた。
②当該原料を使用した類似品として、1999年9月より現在まで国内実績(原料360~720mg/日:機能性関与成分赤ブドウ葉由来ポリフェノールとして180~360㎎/日を配合したカプセル剤、錠剤、液剤)があり、原料として30t (加工食品として50,000,000日分相当)の実績がある。販売開始時期より健康被害についての報告はない。
③既存情報による食経験の安全性の確認:*国立健康・栄養研究所 健康食品の安全性・有効性情報:「通常の食事に含まれる量の摂取はおそらく安全」と判断されている。*健康食品の食経験を含めた総合的な安全性自主点検認証制度(第三者認証13A005001)を2013年7月12日に取得。*1次情報では食経験の安全性の確認として届出食品を6週間、健常者が継続摂取した結果、安全性を確認している。/応用薬理 83 (1/2) 1-7 (2012)
④既存情報による安全性試験の確認:*ヨーロッパの公定書(ESCOP 2009 monograph、European Medicines Agency評価報告書2010)において、類似製品の「急性毒性試験、反復投与および慢性毒性試験、変異原性などについての毒性は認められなかった。*臨床試験において長期摂取における忍容性が確認された。/Arzneim. Forsch. Drug Res. 50(1), Nr.2 (2000)
⑤急性毒性試験による安全性の評価本品と同一原料を用いた2週間のマウス単回投与試験(2,000 mg/kg 用量×14日)において、異常及び死亡例は認められなかった。
⑥医薬品との相互作用医薬品との相互作用については報告されていないが、類似する医薬品ではワルファリン等併用で疑い例が一例あった。関連性ある副作用として上腹部痛が一例あった。疾病者、医薬品服用者等に注意喚起を怠らなければ、食経験、試験結果を総合的に検討すると、安全性に問題はないと判断できる。 |