【使用している主原料としての評価】
マルハニチロ株式会社のDHA・EPA含有精製魚油は1990年から原料として累計で5,000トン以上の販売実績があります。サプリメントや魚肉ソーセージなどの加工食品、特定保健用食品などに使用されています。これらの製品は国内において全国規模で流通されてきましたが、これまでに健康被害に関する重篤な報告はありません。類似食品としては同一原料メーカーの精製油原料をソフトカプセル形状にしたサプリメント(1日6粒を水等で数回に分けて摂取)があります。DHA・EPAの総量1000㎎以上/日を含有し、日本国内で2014年以降約50,000製品(1,500,000日分)を健常成人に販売した実績があり、また関与成分、成分量、形状(ソフトカプセル)について当該製品と同等製品が原料メーカーにおいて2008年以降70,000製品の販売実績があり、これらに重篤な健康被害は報告されておりません。
【既存安全情報での評価】
独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」安全性・有効性情報 被害関連情報においてDHA、EPA及び魚油について検索した結果(2016年2月19日実施)、DHA及びEPAを原因とする被害情報は認められませんでした。
【その他参考情報】
また、安全性試験については評価しませんでしたが、参考として、DHA・EPAのヒト試験では、7年間の継続摂取試験(1年目は1日当たりDHA2.4g+EPA3.6g合計6g、2年目以降DHA1.2g+EPA1.8g合計3g)1)、また、魚油を添加した加工食品の1か月の摂取試験(1日当たりDHA2.55g+EPA0.6g合計3.15g)2)において問題無いことが報告されています。
参考文献
1)Saynor R, Gillott T.:Lipids 27(7), 533-538, 1992
2)玉井忠和他:日本臨床栄養学雑誌 25(4), 293-302, 2004
以上の情報から摂取目安量としてDHAとEPAを合わせて980mg/日と設定した本品は、安全性は高いと考えられます。
医薬品との併用は、血圧降下剤を服用中の人は血圧が下がりすぎる可能性があるので注意が必要です。 |