◆オリーブ由来ヒドロキシチロソール
オリーブ由来ヒドロキシチロソールを含む原材料「オリーブ抽出物」は、食品原料としてサプリメントや一般食品用途として国内で流通し、主にオリーブ果実や葉より抽出したオリーブ抽出物が流通している。ヒドロキシチロソールを規格するオリーブ果実抽出物「HIDROX」は、GRAS物質として登録されており、ヒドロキシチロソールの安全性について確認されている。また、ヒドロキシチロソールはオリーブの部位(葉や果実、オイル等)による明らかな相違はないという結論が、EFSAよりでている。 以上より、オリーブ葉抽出物は安全性の高い原料であると考えられる。
◆モノグルコシルヘスペリジン
モノグルコシルヘスペリジンを関与成分とする特定保健用食品が許可承認されており、複数の特定保健用食品において食品安全委員会にて安全性に問題がないと判断されている。また、既存情報として以下の安全性試験で有害事象がないことが確認されている。
・ラットを用いた急性毒性試験、4週および13 週間の連続摂取試験、胚毒性・催奇形性試験、変異原性試験
・ラットにおける無影響量は13週の摂取でオス3,084 mg/kg/day, メス3,428 mg/kg/day(ヒト(体重60 kg)に換算すると、男性で185.0 g/day, 女性で205.7 g/dayに相当)
・ヒトにおける過剰摂取試験(1,030 mg /日、4週間継続摂取)、長期摂取試験(340 mg/day, 24週間)
これらの結果から、モノグルコシルヘスペリジンの安全性は高く、問題ないと判断した。ただし、注意喚起として「1日あたりの摂取目安量をお守りください。」と表示する。なお、本品に含まれるモノグルコシルヘスペリジンは、販売実績のある特定保健用食品の関与成分と同じく㈱林原で製造されており、同等性に問題はないと判断した。
◆機能性関与成分同士の相互作用
相互作用を示す報告はなかった。
◆まとめ
本品の機能性関与成分及び機能性関与成分を含む原材料は安全性に懸念はないと考えられた。なお、これら以外の原材料は、本品の配合量においては安全性に問題はなく、機能性関与成分同士の相互作用もないと考えられるため、適切に摂取する上で安全性に懸念はないと考えられる。 |