衛生管理体制:異物混入(付着)の防止、明るさ管理、埃侵入防止、不衛生物の放置禁止、コンテナや選果機の衛生保持、作業用手袋の着用等の衛生管理項目をチェックシートにし、定期的な改善活動を実施している。
均質性の管理体制:品種による均一性の確保のため、品種をシシリアンルージュハイギャバ(サナテックシード (株), 品種登録出願中)に統一している。ゲノム編集技術によりGABA含量を増加できることが知られており(Nonaka, S., et.al, (2017). Scientific reports, 7(1), 1-14.)、シシリアンルージュハイギャバも全く同じ技術や方法を利用して作出されたため、栽培方法に限らず安定してGABA含量が95 mg/100gFW程度になる。
栽培上の均一性確保のため、人為的にトマトの生育をコントロールしやすい、ココバック培地にて養液栽培を行っている。さらに、品質を安定化させるために、潅水制御装置にて、正確な潅水量の管理、EC・pHコントロールを行う。栽培期間中は届出者が1~2ヶ月に1回、パイオニアエコサイエンス株式会社契約栽培生産者のもとへ訪問し、養液分析を行うことにより、品質を安定化させるための助言を行う。
規格外流通防止体制等:発生した規格外品は、混入することのないように識別されたコンテナにて管理し、誤出荷を防止している。選果は、マニュアルに従ったスタッフの目視による外観の選別(着色不良・裂果・キズ・規格外果の除去)を行い、合格したもののみを梱包、出荷する体制とし、さらに梱包の際にも再度目視による最終確認を行い、規格を合わせ出荷する。また日々の出荷量を記録し保管している。機能性関与成分であるGABA含有量については、定期的に表示値を担保していることを確認する。 |