当該製品(大麦生活 大麦ごはん、大麦生活 大麦ごはん 和風だし仕立て)は、2013年9月より日本全国で販売を開始しており、発売開始から2015年4月末までに、それぞれ357,952個、328,920個の累計販売実績があります。なお、これまでに問題となるような健康被害に関する報告は得ておりません。このことから、安全性は最終製品の喫食実績により十分に確認できており、安全性に関して問題はないものと考えております。
なお、我が国において、大麦は古代より現代に至るまで米に次ぐ主食として広く喫食されてきた穀物です。参考情報として、大麦の食経験から推察される機能性関与成分の安全性ついても以下にお示しします。
「食料需給表」(食糧庁並びに農林水産省)によると、我が国における大麦(はだか麦を含む。はだか麦は大麦の1種) の喫食経験は以下の通りです。
昭和26年度国内消費仕向量(純食料)1,812千トン
1人1年当たり供給量 21.4kg、1人1日当たり供給量 58.6g
昭和35年度国内消費仕向量(純食料)758千トン
1人1年当たり供給量 8.1kg、1人1日当たり供給量 22.2g
平成24年度国内消費仕向量(純食料)29千トン
1人1年当たり供給量 0.2kg、1人1日当たり供給量 0.6g
大麦中のβ-グルカン含有量については、平成26年12月に全国精麦工業協同組合連合会が行った大麦・はだか麦30点(とう精歩留60%)の調査の結果、平均4.1%であり、昭和26年当時、全国民平均1日当たり約2.4gのβ-グルカンを摂取していたことが推定されます。
また、矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料(法務省矯正局)によると、成人及び少年(男性)の1日当たりの大麦の給与量は105~150gと報告されています。精麦の重量が炊飯時の吸水等により2倍に増加するとして、1日当たり52.5~75gの精麦を喫食していることになります。これをβ-グルカン摂取量に置き換えると1日当たり2.2~3.1gに相当します。
これらのことを踏まえても、最終製品を適切に摂取する場合、安全性に関して問題はないものと考えております。 |