様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 すっきり ちこり茶
食品の区分 加工食品(その他)
機能性関与成分名 チコリ由来イヌリン
表示しようとする機能性 本品にはチコリ由来イヌリンが含まれています。チコリ由来イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが報告されています。さらに、チコリ由来イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、お腹の調子を整えることが報告されています。本品は食後の血糖値が気になる方、お腹の調子を整えたい方に適した飲料です。
届出者名 株式会社サラダコスモ
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 健常成人
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
当該製品の機能性関与成分であるチコリ由来イヌリンについて、2次情報の調査を実施したところ、由来を問わない広義のイヌリンにおいて、短期間の適切な摂取であれば安全であることが示唆されており、8~14g/日の8週間までの摂取は安全とされている。 また、この他に、アメリカ食品衛生局(FDA)によるGenerally Recognized As Safe(GRAS)において、イヌリンの安全性に関する情報が示されており、40g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価している。 以上のことから、当該製品におけるチコリ由来イヌリンの1日当たり摂取目安量5.2 gの摂取は、安全性に問題がないと判断した。
(3)摂取をする上での注意事項
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、お腹が張ったり、ゆるくなることがあります。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

当該製品は、FSSC22000を取得している工場で製造する。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
(1)チコリ由来イヌリンの食後の血糖値の上昇をゆるやかにする機能について ア)標題  チコリ由来イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー(定性的レビュー) イ)目的  チコリ由来イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が単回経口摂取することにより、食後血糖値の上昇をゆるやかにするかを明らかにする。 ウ)背景  イヌリンは穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては様々な報告があり、単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用についても多数、論文化されている。しかしながら、チコリ由来イヌリンの当該効果に関するシステマティックレビューの報告は確認できなかった。そこで、今回新たに研究レビューを実施した。 エ)レビュー対象とした研究の特性 4つのデータベースで英語および日本語の文献を検索した。検索対象期間は制限せず、対象集団は疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型(空腹時血糖値110~125 mg/dL)の者とし、チコリ由来イヌリンを含む食品の単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用を検討した介入試験を検索した。 オ)主な結果  抽出された3報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、3報5試験中4試験で肯定的な結果が得られた。その際のチコリ由来イヌリン摂取量は5.2~13.0gであった。また、これらの試験は正常血糖値者を対象とした試験で、上記食後血糖上昇抑制効果は正常血糖値範囲内であったことより、血糖値正常者がチコリ由来イヌリンを摂取した場合には血糖値は正常範囲内に維持されるものと考えられる。 カ)科学的根拠の質  5試験全てが研究の質が最も高いレベルと判断した。研究の限界として評価した試験数が少ないことや出版バイアスなどが考えられたものの、その他の要因を含め、重大な影響ではないと判断した。なお、チコリ由来イヌリンを日本人が摂取した論文は無かったが、合成イヌリンを日本人が摂取した論文では他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考えられる。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。 以上、本研究レビューの結果から、チコリ由来イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用には科学的根拠があると判断した。 (2)チコリ由来イヌリンの善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、お腹の調子を整える機能について ア)標題  チコリ由来イヌリンのビフィズス菌を増やすことによる整腸効果に関する研究レビュー(定性的レビュー) イ)目的  チコリ由来イヌリンはビフィズス菌を増やすことによる整腸効果を持つかを明らかにする。 ウ)背景  ビフィズス菌は腸内に最も優勢に存在する善玉菌であり、腸内におけるビフィズス菌数の増加は、腸内環境改善の指標とされている。イヌリンは腸内でビフィズス菌を増やして腸内フローラを良好に保つことが知られている。しかし、チコリ由来イヌリンを摂取したときのビフィズス菌数に関するシステマティックレビューは確認されなかった。 エ)レビュー対象とした研究の特性 4つのデータベースで英語および日本語の文献を検索した。検索対象期間は制限せず、対象集団は疾病に罹患していない者とした。 オ)主な結果 糞便中ビフィズス菌数に関しては11報12試験のうち9試験で肯定的な結果が得られた。 カ)科学的根拠の質 最も質が高いレベルと判断できた論文は12試験中8試験であった。採用論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等に大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。なお、チコリ由来イヌリンを日本人が摂取した論文は無かったが、イヌリンは腸管から吸収されにくく吸収や代謝の人種差による影響は少ないと考えられ、外挿性に問題は無いと判断した。 以上、本研究レビューの結果から、チコリ由来イヌリンの摂取がビフィズス菌を増やすことによる整腸効果を示すことについて科学的根拠があると判断した。
変更履歴

届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由
実商品の販売見込みがないため