当該製品は生鮮食品の鶏肉であり、日本に限らず世界中で消費されている畜産物です。国内での一人当たりの鶏肉の供給量は令和2年度で13.9kg/年(※1)であり、流通は季節を問わず行われ、生鮮品に限らず加工品も多く流通していることから、日本人は通年において鶏肉を摂取する機会があります。
純和鶏は、飼育期間を約60日間とし、大切に育てられています。「純和鶏もも」は、2008年の発売以来、13年以上にわたり、延べ1768万羽の販売実績を有しています。これは、もも肉に換算すると1060トン(600g/羽)、1食当たりの摂取量を100gとすると1060万食販売しています。純和鶏もも100gは唐揚げ約3個分で、一般成人2/3~1食当たりの量であり、これまで健康被害に関する報告はありません。以上のことから、当該食品「純和鶏もも」の一日摂取目安量(100g)を摂取した場合、ヒトの健康を害する恐れはないと判断しました。
医薬品との相互作用は
1.独立行政法人国立健康・栄養研究所(「健康食品」の安全性・有効性情報)イミダゾールペプチドの構成成分であるカルノシンについての報告があった。<理論的に考えられる相互作用>・カルノシンは一過性に血圧を低下させる可能性があるため、抗高血圧薬との併用により、低血圧をもたらす危険性がある。
2.ナチュラルメディシン・データベース「健康食品・サプリメント[成分]のすべて」オンライン版(2017年度)イミダゾールペプチドの構成成分であるカルノシンについての報告があった。「カルノシンは,人によっては血圧を低下させる可能性があります。カルノシンと降圧薬を併用すると,血圧が過度に低下するおそれがあります。降圧薬を服用中にカルノシンを過剰に摂取しないでください。このような降圧薬にはニフェジピン,ベラパミル塩酸塩,ジルチアゼム塩酸塩,Isradipine,フェロジピン,アムロジピンベシル酸塩などがあります。」
以上の内容から、本製品のパッケージにおいて、摂取する上での注意事項に、「降圧剤を服用中の方は、医師又は薬剤師にご相談ください。」と記載を加え、注意喚起を行うこととします。 |