様式Ⅰ：届出食品の科学的根拠等に関する基本情報（一般消費者向け）

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名	国産大麦グラノーラ　信州産林檎＆（アンド）シナモン
食品の区分	加工食品(その他)
機能性関与成分名	大麦由来β‐グルカン
表示しようとする機能性	本品には大麦由来β-グルカンが含まれています。大麦由来β-グルカンは食後の血糖値の上昇をおだやかにすることが報告されています。
届出者名	株式会社ぐらんふぁーむ
当該製品が想定する主な対象者（疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦（妊娠を計画している者を含む。）及び授乳婦を除く。）	食後の血糖値の上昇が気になる健常成人
機能性関与成分はエキスである

１．安全性に関する基本情報

（１）安全性の評価方法

届出者は当該製品について、
	喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
	既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
	既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
	安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。

（２）当該製品の安全性に関する届出者の評価

本製品は、ローストした大麦を含む加工食品（シリアル）であり、機能性関与成分である大麦由来β-グルカンを一日摂取目安量として1.055g含んでいる。大麦は世界で最も古くから栽培されてきた作物の一つで、日本でも広く喫食されてきた穀物である。主食としての麦ごはんの他に、大麦パン（大麦20％、小麦80％）、大麦粉100％の菓子など様々な加工品としても用いられており、大麦および大麦由来β-グルカンについては十分な食経験がある。また、平成22年度法務省行政事業レビューにおける矯正施設の「被収容者生活経費」に係る参考資料（法務省矯正局）によると、成人（男女）の一日あたりの大麦の給与量は96～141gと報告されており、大麦中のβ-グルカンの含有量を4％とした場合の大麦由来β-グルカン摂取量は一日あたり3.8～5.6gとなる。これは本製品の大麦由来β-グルカンの一日摂取目安量である1.055gと比較して十分に多い。本製品に含まれるロースト大麦は大麦を圧ぺんして加熱したものであり、食品中の成分や加工工程による影響等で機能性関与成分が変質することや、上記の加工食品類と比較して消化・吸収過程に大きな違いが生じることはないと考えられる。また、当社製造のシリアルは、本製品を始めとして全ての製品にほぼ同等量のロースト大麦を使用している。日本国内における当社製造シリアルの販売実績は2018年から2021年7月までに一食40gとして11万食以上あり、これまでに健康被害に関する報告はない。以上のことから、大麦由来β-グルカンの安全性は喫食実績により十分に確認できており、本製品の安全性に問題はないと考えられる。

（３）摂取をする上での注意事項

本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。多量に摂取すると体調・体質によりおなかがゆるくなることがあります。糖類の過剰摂取を避けるため1日の摂取目安量を守ってください。

２．生産・製造及び品質管理に関する情報

当該施設では「HACCP の考え方を取り入れた菓子製造業における衛生管理計画作成の手引書」に準拠した管理手順に基づいて製造施設および従業員の衛生管理、品質管理等を行っている。

３.機能性に関する基本情報

（１）機能性の評価方法

届出者は当該製品について、
	最終製品を用いたヒト試験（ヒトを対象とした試験）により、機能性を評価している。
	最終製品に関する研究レビュー（一定のルールに基づいた文献調査（システマティックレビュー））で、機能性を評価している。
	最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。

（２）当該製品の機能性に関する届出者の評価

【標題】大麦由来β-グルカン摂取による食後血糖値の上昇抑制に関する研究レビュー【目的】健常成人における大麦由来β-グルカンを含む食品の単回摂取がプラセボ摂取と比較して食後血糖値を低下させるかを、定性的研究レビューによって検証した。【背景】大麦に含まれる水溶性食物繊維である大麦β-グルカンには様々な機能性のあることが知られており、食後血糖値の上昇を抑制するとする論文も報告されている。しかし、これらの論文を評価するシステマティックレビューは報告されていない。そのため、大麦由来β-グルカンの単回摂取が健常成人の食後血糖値の上昇を抑制するかについての定性的な評価を行った。【レビュー対象とした研究の特性】 2018年2月13日～14日に、検索日までの全ての関連研究について３つのデータベースを用いて文献の検索を行った。適格基準に基づいて最終的に採用した文献は2報で、試験デザインはいずれもRCT（ランダム化比較試験）であり、対象者は健常成人であった。【主な結果】採用した2報の文献は、どちらの論文でも大麦由来β-グルカンの摂取による食後血糖値の上昇抑制効果が確認された。日本人を対象とした文献1においては、大麦由来β-グルカンを1.055g摂取することにより効果を確認できた。英国人を対象とした文献2においては、大麦由来β-グルカンを4g及び8g摂取することにより効果を確認できた。したがって、本研究レビューの結果、1.055g/食以上の大麦由来β-グルカンの摂取は健常成人において食後血糖値の上昇を抑制すると結論づけられた。【科学的根拠の質】採用した2報の文献のバイアスリスクは中程度であったが、いずれも試験デザインはRCT（ランダム化比較試験）であり、査読付き文献であることから、科学的根拠の質は高いと判断した。

変更履歴

届出後の届出項目

（届出日から60日経過した場合）販売状況
販売中	販売休止中

（機能性表示食品（再届出）である場合）同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由

届出番号

同一性を失わない理由

（事業者団体等の確認を経た届出である場合）確認を行った事業者団体等の名称