当該製品は西洋カボチャの生鮮カット加工野菜である。ウリ科カボチャ属の野菜である西洋カボチャは、中央アメリカから南アメリカ高原地帯が原産地で、日本へは 19 世紀の中頃、アメリカから伝えられ、以後全国規模で 100 年以上の喫食実績がある。
南瓜は日本では約 19 万t(平成 28 年)生産されており、気候、風土の適した北海道が 82,900t(平成 28 年)と国内最大の産地(総生産の約 45%)となっている。「独立行政法人 農畜産業振興機構 野菜情報総合把握システム 野菜統計要覧」によるとかぼちゃの年間出荷量は168,000t(平成 25年) 程度あり、輸入量では多い順にニュージーランド、メキシコ、ニューカレドニア、韓国で100,000t(平成 26年)輸入実績がある。
南瓜は一般的に広く普及している野菜であり、年齢性別問わず、日常的な野菜として食されているが、これまでに問題となる健康被害は報告されていない。
当該製品を年間平均約120t、2013年~2019年まで約6年間、加熱調理用野菜として加工販売の実績があるが、これまでに問題となる健康被害は報告されていない。上述の通り、食経験上から各野菜の安全性は高いと判断した。 |