当該食品はアフリカマンゴノキエキスを1日摂取目安量300mg(アフリカマンゴノキ由来エラグ酸3mg含有)とする錠剤であり、2015年5月より118,320個×30日分を販売しており、1人が1か月間摂取として、11万8,320人が摂取したことになる。1人が2か月間摂取として、5万9,160人が摂取したことになる。また、これまでに問題となるような健康被害に関する報告は得ていない。したがって、最終製品の喫食実績による食経験から、安全性についての評価は十分であると判断した。
また、当該食品の機能性関与成分「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」を含む食品は、原料供給会社にて2010年9月以降より全国販売している幾つかの類似食品がある。それらの喫食実績をもとに安全性を評価し、安全であることを確認している。
・摂取集団:日本人、20歳代~90歳代、男女、健常者、全国規模
・摂取形状:サプリメント形状(錠剤、粉末)
・摂取方法・頻度:機能性関与成分3mgを含む食品を1日当たり1回あるいは2回に分けて水とともに摂取
・機能性関与成分の含有量:1日当たり3mgを含有
(アフリカマンゴノキエキスとして300mg含有)
・販売期間:2010年9月より流通(6年間以上)
・販売数量:機能性関与成分3mg/食として3,000万食以上
・健康被害情報:2017年10月31日時点で、原料供給会社の食品及び類似食品において重大・重篤な健康被害は発生していない
※ここで、「類似する食品」とは、①当該製品と同等量のアフリカマンゴノキ由来エラグ酸を含む食品で、②当該製品と消化・吸収過程に大きな違いがなく、③食品中の成分による影響や加工工程による影響等によりアフリカマンゴノキ由来エラグ酸が変質していない食品のことを指す。
以上の状況から機能性関与成分「アフリカマンゴノキ由来エラグ酸」には十分な食経験があり、当該食品の1日摂取目安量を摂取した場合、人の健康を害する恐れはないと判断される。しかし、当該食品はサプリメント形状であることから、念のため、安全性試験に関する評価を実施した。 |