様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠などに関する基本情報

商品名 還元型コエンザイムQ10(キューテン)
食品の区分 加工食品(サプリメント形状)
機能性関与成分名 還元型コエンザイムQ10
表示しようとする機能性 本品には還元型コエンザイムQ10が含まれます。細胞のエネルギー産生を助け、酸化ストレスを緩和する働きがある還元型コエンザイムQ10は、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。
届出者名 株式会社センス・イット・スマート
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) 成人健常者
機能性関与成分はエキスである

1.安全性に関する基本情報

(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による食経験の評価により、十分な安全性を確認している。
既存情報による安全性試験結果の評価により、十分な安全性を確認している。
安全性試験の実施により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
<食経験(喫食実績)> 当該製品は新たに販売する製品であり、まだ販売実績がない。そのため、当該製品の食経験は評価できないが、当該製品と類似する食品が、原料メーカー子会社から販売されている。そこで、その販売実績が喫食実績による食経験の評価に使えると判断し、以下に原料メーカー子会社の類似食品の販売実績を記載した。 類似する食品: 「還元型コエンザイムQ10」 (販売者:ユアヘルスケア株式会社) 喫食実績の評価 ・摂取集団 16歳~102歳 男性4割 女性6割 ・摂取形状 ソフトカプセル ・一日摂取目安量 還元型コエンザイムQ10:100mg ・販売期間 2010年2月~現在 ・これまでの販売量 1,410万食分 (30食入りボトル47万本(2016年11月現在)) ・健康被害情報 還元型コエンザイムQ10と因果関係ありと判断された事例なし  以上から、類似食品の食経験が十分と評価でき、当該製品の安全性にも大きな問題はないと判断した。 <医薬品との相互作用> 医薬品との相互作用についても3種類のデータベースを検索したが、特に問題となる報告はなかった。株式会社カネカが還元型コエンザイムQ10の販売を開始した2006年以来、健常者で医薬品との相互作用の報告もないため、当該製品を機能性表示食品として販売することに問題はないと判断した。 上記に加え、本品に使用している還元型コエンザイムQ10(原料名:カネカQH)は、米国FDA(食品医薬品局)により1日最大摂取量300mgの安全性データが認められ、新規ダイエタリー成分(NDI: New Dietary Ingredient)としての申請が2005年10月に受理されている。さらに2008年には米国FDAのGRAS制度に基づき、安全性試験の結果を踏まえて自己認証GRAS(Generally recognized as Safe)を実施し、専門家による安全性パネル評価を受けている。 なお、商品パッケージやホームページ等で、摂取上の注意事項を消費者へ提供している。また、当該製品における健康被害事例は「株式会社センス・イット・スマート」で収集し、問題が発生した場合には、迅速に消費者庁や保健所等に連絡する体制を整えている。さらに、還元型コエンザイムQ10に関する健康被害事例は、原料メーカーである株式会社カネカが継続して収集しており、十分な健康被害事例の収集体制を構築している。
(3)摂取をする上での注意事項
○開封後はお早めにお召し上がりください。 ○原材料をご参照の上、食物アレルギーのある方は、お召し上がりにならないでください。 ○本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。 ○持ち運び時は、カプセルの破損等にご注意ください。 ○お子様の手の届かない所に保存してください。 ○まれに体質や体調により、合わない場合(発疹、胃部不快感など)があります。その際は摂取を中止してください。

2.生産・製造及び品質管理に関する情報

本品の製造に関して、すべての工程をGMP認証工場で製造しており、製品の生産及び品質管理に関しては、GMPの取組みに基づき実施されている。

3.機能性に関する基本情報

(1)機能性の評価方法
届出者は当該製品について、
最終製品を用いたヒト試験(ヒトを対象とした試験)により、機能性を評価している。
最終製品に関する研究レビュー(一定のルールに基づいた文献調査(システマティックレビュー))で、機能性を評価している。
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
ア 標題 還元型コエンザイムQ10摂取が、一過性の身体的・精神的な疲労感に与える影響 イ 目的 成人健常者に還元型コエンザイムQ10を摂取させたとき、プラセボ摂取群及び/又は摂取前に比べて日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減するかを検証した。 ウ 背景 エネルギー不足や酸化ストレスによる細胞障害等は、身体のだるさや疲れが抜けないこと(身体的疲労感)や、不安や気分障害(精神的疲労感)など、一過性の疲労感の発生に深く関与していることが報告されている。還元型コエンザイムQ10 は、細胞が生命活動を維持するために必要なエネルギー産生に必須であり、また、日常の生活や運動に起因する活性酸素などの酸化ストレスを緩和する重要な抗酸化物質であることから、還元型コエンザイムQ10 を摂取することは、一過性の身体的・精神的な疲労感の軽減に役立つと考えられる。 これまで、還元型コエンザイムQ10 が疲労感を緩和するという報告は複数あるが、これらを総合的に評価した研究レビューはない。そこで、還元型コエンザイムQ10 摂取が、心身に負担がかかった際の一時的な活動意欲の低下や身体的活動量の低下に与える影響に関する論文を検索し、還元型コエンザイムQ10 が日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感を軽減する作用を評価した。なお、『疲労』は『一過性の疲労(急性疲労、亜急性疲労)』と『慢性疲労』に分けられることがあるが、本研究レビューでは『一過性の疲労とそれに伴う疲労感』を軽減するかを検証し、慢性疲労に関する研究は除いた。 エ レビュー対象とした研究の特性 2015 年2 月17 日~3 月6 日の期間に、文献データベースに公表された研究の中から、成人健常者を対象として、還元型コエンザイムQ10 を摂取させることで、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減するか調査した。各研究における利益相反の申告はなかった。 オ 主な結果 この研究レビューの結果、専門家の審査を受けた学術論文5 報が抽出され、そのうち4 報がポジティブな結果(日本人を対象としたものは3報)であった。日本人を対象としたもののうち1報では、還元型コエンザイムQ10の摂取により、身体的活動量の指標である1日当たりの歩数の増加や、身体的・精神的疲労感の指標である「活力」、「心の健康」、「精神的側面のQOL」の改善が認められた。日本人を対象とした他の2報においても、還元型コエンザイムQ10の摂取により、身体的・精神的疲労感の指標である「活力」、「心の健康」、「仕事への意欲」などの改善が認められた。これらの結果は、還元型コエンザイムQ10 がエネルギー産生を促進し、酸化ストレスを緩和したことで、日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感が軽減したものと考えられた。 QOLを評価するSF-36において、「活力」と「心の健康」は、それぞれ下記のように解釈される。* 活力:いつでも活力にあふれていた 心の健康:おちついていて、楽しく、おだやかな気分であった *福原俊一、鈴鴨よしみ SF-36v2日本語版マニュアル:特定非営利活動法人健康医療評価研究機構、京都、2004 還元型コエンザイムQ10の摂取により、活力(いつでも活力にあふれる)を高め、心の健康(おちついて、楽しく、おだやかな気分)を改善する効果が期待できると考えられる。 なお、いずれの試験でも還元型コエンザイムQ10 に起因する有害な事象は認められなかった。 カ 科学的根拠の質 1日の摂取量や人種が異なる(3報が日本人、2報が欧米人)こと、そのうちの3報は無作為化コントロール比較試験、2報はオープンラベル試験であることから全体としてのバイアスリスクが中等度であることが研究の限界であるが、定性的な評価や科学的根拠の強さなども高評価であり、科学的根拠の質は十分と判断した。今後、本研究レビューの信頼性をさらに高めるために、質の高い研究を追加していくことが望ましい。
変更履歴
(H29.11.10)様式VI 表示見本の変更・追加 (H29.12.06)様式VI 表示見本の変更、様式I変更、別紙様式(V)-4変更 (H29.12.15)様式VI 表示見本の追加
 
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届出後の届出項目

(届出日から60日経過した場合)販売状況
 販売中  販売休止中
 (機能性表示食品(再届出)である場合)同一性を失わない程度の変更を行う届出食品の届出番号及び同一性を失わないとする理由
届出番号
同一性を失わない理由
(事業者団体等の確認を経た届出である場合)確認を行った事業者団体等の名称
届出撤回の事由
販売者変更のため